ダンスとともにCanとWillで歩む、アリゾナライフ
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アリゾナにてBi! Essential Movement LLCを経営し、KPOPダンスワークショップを開催する大熊理奈さん。 また、ピラダンスインストラクター・サステナブルライフクリエーターとして、17万人(2021年7月現在)が登録するYouTubeチャネルを運営し、「身体も環境もサステナブルに保つ」をテーマに、インナーマッスルを鍛えるピラダンスやトレーニング、KPOPダンス動画、サステナブルライフスタイルなどを配信している。 大熊さんに、アリゾナに渡った経緯や、KPOPダンスワークショップ開催や、YouTube配信をするきっかけを聞いた。

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大熊 理奈(Rina Ohkuma)

1996年 埼玉県生まれ。元器械体操 ジュニアオリンピック強化選手。高校時代からダンスに夢中になり、日本の大学在学中にピラダンスのインストラクターの資格を取る。

大学在学中の21歳の時に渡米し、アリゾナ州立大学へ編入。スポーツマネジメントを専攻する。

アリゾナ州立大学在学中も、大学のフィットネスセンターにてエクササイズクラスを受け持つ。卒業後、フィットネス会社、Bi! Essential Movement LLC を立ち上げ、現在アリゾナ州でダンスワークショップを開講しながら、フィットネスYoutuberとしても活躍中。

ピラダンスからKPOPへ

世界中を熱狂させているKPOP。アメリカでも大人気なKPOPをベースに、大熊さんはアリゾナのフェニックスにてダンスワークショップを開講し、10代を中心にKPOPダンスを教えている。

ダンスが大好きで、日本の大学にいたときは、原宿のダンススタジオでインストラクターをして生徒さんに教えていました。アメリカの大学への留学もしたかったので、並行して留学に向けての準備も進めてました。21歳の時にアリゾナ州立大学への編入が決まり、スポーツマネジメントを専攻すべく渡米したんです。

渡米直前に取ったピラダンスインストラクターの資格を活かして、アリゾナ州立大学のフィットネスセンターでピラダンスを中心にダンスやエクササイズを、学業のかたわらで教え始めました。留学生ということで、教えられるのがキャンパス内のみ、という制限もあったのですが、ダンスを教えるのが大好きであり、生き甲斐でもあるので、異国の地で教えるということに不安は感じましたが、チャレンジしてみようと。

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でも、なかなか想定通りにいかなくて。体の各部位について理解しながら鍛えるエクササイズを取り入れてみたのですが、若い学生の反応はイマイチでしたね。アメリカでは体をいっぱい動かすエクササイズの方が人気があることがわかったんです。

大学を卒業後は、ダンスインストラクターとしての自身の強みを生かしフィットネス会社、『Bi! Essential Movement LLC』を立ち上げる。当初は知り合いが運営していたテコンドーやマーシャルアーツのスタジオを借りてピラダンスを教えていた。しかしながら、大学のフィットネスセンターで教えていた頃と同様に、あまり人気は出なかったとのこと。

KPOPダンスを教えるようになったきっかけは、借りていたスタジオでマーシャルアーツやテコンドーをやっていた男の子なんです。

アメリカではテコンドー、柔道、マーシャルアーツのようなアジアのスポーツは礼節を重んじるところが親御さんに好まれていて、習い事として人気があります。その男の子から、KPOPダンスを教えてほしい、とお願いされたことで始めたんです。

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大熊さんはもともと日本でKPOPダンスを教えていた経験がある。2015年ごろ、日本でもKPOPがメジャーになった少女時代や東方神起の時代だ。

KPOPダンスワークショップを始めると、ピラダンスクラスよりも人気が出て。週2日のレッスンで、毎回のスタジオ参加者は、コロナ前だと30人ほどにまで増えました。現在は、コロナ対策で1回20人に絞っています。

今、私が運営するKPOPダンスコミュニティーのメンバーは600人ぐらいにまでになり、今まで100人もの方々がKPOPダンスワークショップに参加してくれました。

KPOPワークショップの生徒さんは10代が多いんですが、面白いのは、KPOPが大好きなお母さんたちが自分の子どもたちをレッスンに連れてきているんです。BTSファンで"ARMY"なお母さんもいると思いますよ。

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お気に入りの、アリゾナのオープンなカルチャー

アリゾナは、白人の次にヒスパニックが多く、その割合は42.5%だ。さらにアジア系・アフリカ系のほかに、ネイティブアメリカンが先住している。ネイティブアメリカンの聖地と呼ばれる「セドナ」がアリゾナにある。

アリゾナは色んな文化のミックスされた土地なんです。どちらかというと西海岸(カリフォルニア)に近い風土で、移民の方々も多いんです。もともとの先住民の方々の居住地区もありますし、メキシコがルーツの方々も多くいます。アジア文化を感じられるアジアマーケットやアジア人が経営するレストランもたくさんあって。大学ではKPOPのサークルもありましたし、年に1度、日本祭があったり、韓国のイベントも行われてます。

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KPOPは特に10代の若い子に人気です。BTSの音楽はよく流れていて、歌詞が英語であるので歌いやすくノリやすいですね。30代以上の親世代にも人気でダンスグループが出来たりしています。10代は世界のKPOPブームのトレンドを追いかけて、親御さんも影響されてKPOPのファンになっているのかもしれません。

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KPOPでは、かつては当たり前にあった「男らしさ」「女らしさ」を描いた歌詞や、異性愛を前提とした歌詞が減ってきている。KPOPの作り手は、さまざまな受け手を想定し、ダイバーシティについてかなり気を使っている模様だ。

KPOPワークショップは、ダンスなのでもちろん女性の比率が高いですが、男性もいます。週によって選曲が男性・女性アーティストと違ってくるので、回によっては男性が多いときもあります。

少なくともアリゾナではLGBTQの概念が特別でなく浸透していることもあって、みんなあまり男女の区別については気にしていないようです。

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BTSの歌詞は中性的で男女どちらも親しみやすいですし、衣装もカラフルで男女どちらも楽しめる要素が込められていますね。そういったところもKPOPの人気かもしれません。

実際にクラスにはマイノリティーなジェンダーの子達もいます。

ある男の子が『僕、マイノリティーなんだけど参加しても大丈夫?リナに迷惑かけない?』って聞いてきてくれたんです。私は『もちろん大丈夫だよ~。全然気にしなくていいよ。』って。そしたら『ありがとう。』って言ってくれて。周りの生徒さんも分け隔てなく接していて、一緒に踊るのを楽しんでいます。

あと、アリゾナで大好きなところは、何か新しいチャレンジをしようとすると応援してくれるひとがいっぱいいるところですね。背中を押してくれたり、アイデアを沢山くれたり。そういうみなさんのおかげでここまで大きくできたし、アリゾナに来たから今の自分があるというのは間違いなく言えることです。こっちに来て挑戦する大切さ、というのをすごく学びました。

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サステナブルライフクリエーターとして サステナブルのススメをシェア

大熊さんは、フィットネスYoutuberとしても活躍中だ。 ”Sustainable Lifestyle”をテーマに、17万人(2021年7月現在)が登録するYouTubeチャネルで、日本人向けにピラダンスやワークアウト動画を中心に配信している。 コロナ禍による宅トレブームの追い風も受けて急成長するとともに、他のインストラクターや企業とのコラボもはじまり、多方面での活躍が始まっている。

コロナのパンデミックが始まってからYoutube配信にも力を入れていて、Youtubeでは日本人向けに、自宅で取り組めるピラティス・ピラダンスのエクササイズを教えています。

ピラティスは一つ一つの体の部位と動かし方を解説しながら行うので、頭や神経を集中させるエクササイズなのですが、日本人の方に合っていると思います。小さな体の変化や効果をピュアに喜んでくださったり、健康的な体になってゆくのを教えてくださったりするのも嬉しいですね。

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その他に、サステナブルな社会を築くこと、心身のウェルネスを実践していく上での知識や実践の話題シェアを日ごろからFacebookとインスタ上のコミュニティで行ってます。

栄養士のメンバーによる栄養学のコラムのオーガニックな食材の話から、より広くサステナブルな社会の話題となることもあります。体のメンテナンスの話題は、今の自粛生活にも役立つ興味深い内容となっています。まだ一度も会ったことがないのに、画面越しに笑ったり感動して泣いたり、コミュニティの中で強い絆を感じています。

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Youtubeチャネルでも、サステナブルライフについての動画配信も始めたんですけど、最近自分が”所有する”ことにあまり興味がなくなってきていて。

なので、みんなでシェアできるもの、環境や社会など、みんなで次の世代に受け継いでいけるものを作っていく、サステナブルなアクティビティーにとても興味があります。

そのために、自分一人でやっていくのではなくって、コミュニティで活動していくってことに今はすごく重点を置いて生活しています。

KPOP、ピラティス、さらにサステナブルな取り組みは、アメリカ、日本ともに皆さんが求めてくださっているので、精一杯がんばりたいと思っています。

Words to Live by

Where there’s a will, there’s a way. 意志あるところに道はある。

高校生時代に通っていた塾の英語の恩師の先生が教えてくれた言葉で、アメリカに来るキッカケをくれた方でもあるからです。

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  • Bi! Essential Movement
  • Rina Ohkuma【大熊理奈】Youtubeチャネル

取材:山中 奈々, 乾 善彦 / 執筆・編集:乾 善彦

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